症状
尿膜管遺残は、その種類によりさまざまな形で現れます。一般的な症状として、残ってしまった尿膜管の内腔に粘液がたまり、それに伴う感染が起きることがあります。一方で、特に症状がなく検診などをきっかけに発見される方もいます。
尿膜管が完全に残っている尿膜管瘻の場合、へそから尿が漏れます。また、へその近くに尿膜管が残っている場合は、臍炎を生じやすく、へそ周辺が赤く腫れたり、強い腹痛が生じたり、発熱したりする症状がみられます。尿膜管が膀胱近くに残っている場合は、膀胱炎を繰り返す傾向にあり、症状としては下腹部の痛みや発熱が挙げられます。炎症に伴って、自然閉鎖していた部分の尿膜管が再び開いてしまう方や炎症が広がって腹膜炎になる方もいます。
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