かんとんじかく

嵌頓痔核

監修:

治療

嵌頓痔核の治療では、まず患者さんの苦痛を緩和する治療が優先されます。保存的治療あるいは手術を検討します。

1. 保存的治療

痛みや腫れの軽減が治療の目的です。半身浴や入浴で患部を温めることで症状が緩和されます。また、坐薬や軟膏、内服薬といった薬物療法が選択されることもありますが、これは症状の緩和のためであり核がなくなることはありません。必要に応じて、鎮痛薬も使用します。

2. 手術

結紮切除術(けっさつせつじょじゅつ)という、痔核の根元を糸で縛り、血流を遮断した後に痔核を切除する手術が一般的です。原則的に入院での治療が必要であり、治癒率が高く再発リスクが低いものの、術後の痛みや出血がみられることがあります。

手術のタイミングは、症状が出たときにすぐに行う場合と保存的治療の後に腫れが引いてから行う場合があります。患部の状態(強い痛みが続くなど)や患者さんの希望(すぐに手術したいかどうか)を考慮して決定されます。

最終更新日:
2025年09月17日
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2025/09/17
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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