治療
まずは可能な範囲内で脱出した内痔核を肛門内へ戻し、温浴などで肛門部を温めるなどして清潔に保ちます。座薬や軟膏、消炎鎮痛薬の内服などで保存的治療をすることで通常1週間程度で痛みは軽快します 。急性期の症状が改善してから再度症状の評価をして、外科的切除の適応を考えます。
手術の場合1週間程度の入院が必要になり、さらに、手術後に傷が治るまで1か月以上かかります。
保存的治療を行う前に、即刻手術を行うかどうかについて、これまで議論されてきましたが、このように、手術では治癒までに長期間要することなどから、現時点では保存的治療を第一選択とすることがガイドラインでも推奨されています。
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