検査・診断
症状から嵌頓痔核が疑われた場合は、問診や視診により診断されます。
1. 問診
これまで痔核が肛門外に出たことがある場合は、そのときの状態、発症からの時間の経過、肛門からの出血の有無などを確認します。
2. 視診
痔核の腫れや皮膚の状態、血栓や壊死の有無などをみます。
鑑別が必要な病気として、重度の痔核や血栓性外痔核、直腸脱、直腸粘膜脱、直腸腺腫*、直腸がん**があります。
*直腸腺腫:直腸に発生する良性の腫瘍。
**直腸がん:直腸腺腫ががん化して発生するものと、正常な粘膜ががん化するものがある。