治療
巨細胞性動脈炎の主な治療方法は薬物療法です。もっとも効果が期待できる治療薬は“プレドニゾロン”をはじめとするステロイド薬(飲み薬)で、症状が改善するまで一定量を服用した後、徐々に用量を減らしていきます。
しかし、30~50%ほどの患者でステロイド薬の減薬中に症状の悪化が認められます。薬の効果が不十分な場合や症状の悪化でステロイド薬を減らせない場合、ステロイド薬の副作用でステロイド薬を長く使用できない場合などには、生物学的製剤である“トシリズマブ”を組み合わせることも検討されます。また、保険適用はありませんが免疫抑制剤の“メトトレキサート”を組み合わせることが提案される場合もあります。
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