症状
廃用症候群では、下記のようなさまざまな状態を引き起こしやすくなります。
廃用症候群によって、起こりやすくなる状態
- 筋肉がやせて筋力が落ちる
- 関節の動きが悪くなる
- 骨が弱くなる
- 心臓や肺の機能が落ちる
- 血圧の調節がうまくいかず、急に起き上がると起立性低血圧になる
- 痰や飲食物が肺に入り、誤嚥しやすくなる
- 血管の中に血の固まりができやすくなり、大きな塊が肺などに詰まることもある
- 食欲が落ち、逆流性食道炎になりやすくなる
- 胃腸の動きが落ち、便秘になりやすくなる
- 骨の成分が尿中に溶けだし、尿路結石を起こしやすくなる
- 床ずれ(褥瘡)ができることがある
- 精神的に落ち込みやすくなる
- 脳の動きが鈍くなり、思考力が落ち、見当識が薄れる
- 睡眠のリズムが崩れ、不眠症になる
など
こういった状態になるとさらに活動しにくくなり、筋力低下がますます進むといった悪循環になることがあります。
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