症状
心肺機能停止は心臓の機能が停止した状態であるため、血液を全身に送り出すという本来のポンプ機能を果たせなくなり、脳などの重要な臓器に血液が送られなくなります。そして、血液中の酸素を受け取れなくなった臓器は重大なダメージを受けることになります。
心肺機能停止に至ると15秒以内に意識を失い、体を動かすことができなくなって呼びかけに反応しなくなります。また、呼吸停止に次いで生じる心肺機能停止を除き、心肺機能停止が生じると呼吸の異常が現れ、数分間はあえぐような“死戦期呼吸”と呼ばれる特徴的な浅い呼吸がみられ、その後呼吸停止に至ります。そのため、適切な応急処置をしなければ10分以内に重度の脳障害が生じ、仮にその後の処置で心臓が再度動き出しても意識が回復しなくなってしまいます。
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