治療
思春期遅発症は、体質や遺伝が原因であることが多く、このような場合には特に治療をせずに経過観察を行うことが一般的です。しかし、明らかな低身長がある場合には、ホルモン療法が行われることもあります。
一方、何らかの病気によって思春期遅発症が生じている場合には、その病気の根本的な治療が行われます。脳腫瘍が原因の場合には手術によって取り除く治療が行われ、低栄養状態によるものでは適切な食事や運動指導の他に認知行動療法などの精神的カウンセリングを行う場合もあります。
また、治療によっても性腺刺激ホルモン放出ホルモンや性腺刺激ホルモンの分泌が増加しない場合や精巣・卵巣の異常によるものではホルモン補充療法が行われます。
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