症状
急性鼻副鼻腔炎では、鼻水や鼻づまり、顔面の圧迫感、発熱などの症状が生じます。一般的に、ウィルス感染による症状はほとんど5日程度で自然に治まります。発症から5日以上経って症状持続もしくは一度軽快してから悪化する場合は、細菌感染による急性鼻副鼻腔炎の可能性がありますが、ウィルス感染と細菌感染の判別は困難なことが多いです。
主な症状
最初はサラサラとした透明な鼻水から始まります。数日を経て細菌の二次感染が起きると着色した黄色や緑色の粘り気のある鼻水へと変化するとともに、副鼻腔内に膿が溜まることにより副鼻腔のどこの部位に膿が溜まるかによって症状が生じる部位が変化します。頬、鼻の付け根、おでこ、目の奥といった顔面の圧迫感や痛み、38度台の発熱が認められます。また、鼻水がのどの奥へ流れ落ちる“後鼻漏”と呼ばれる状態になり、不快感や夜間の咳の原因となることも少なくありません。
受診の目安
以下のような場合は急性鼻副鼻腔炎の可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。
- 10日以上鼻水や鼻づまりなどの症状が続く場合
- 発熱(38度程度)が4日以上続く場合
- おでこや目の奥の痛みが悪化した場合
- 一度よくなってから再び悪化した場合(症状が一度落ち着いた後、数日して再び発熱した場合など)
子どもの場合は症状を正確に伝えられないことが多く、鼻水がのどに流れ込むことによる湿った咳や、原因の分からない不機嫌が続くことも、急性鼻副鼻腔炎の症状のサインとして挙げられます。
合併症
まれですが、子どもや免疫力が低下している方では、炎症が副鼻腔を越えて周囲の目や脳に広がり、視力障害や髄膜炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。以下のような症状がみられる場合は、早急な治療が必要です。
目の合併症(眼窩内合併症)の症状
- まぶたの腫れ
- 眼球突出(目が飛び出した状態)
- 眼球運動障害(眼球が動かしにくい状態)
- 複視(ものが二重に見える状態)
- 視力低下
など
脳の合併症(頭蓋内合併症)の症状
- 高熱
- 激しい頭痛
- 体の怠さ
- 吐き気や嘔吐
- 意識障害(意識がぼんやりする状態)
など
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