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きゅうせいふくびくうえん

急性副鼻腔炎

治療

急性鼻副鼻腔炎の治療は、重症度に応じて段階的に行われます。中等症以上では抗菌薬による治療がすぐに行われますが、軽症の場合は抗菌薬を使用せず、まずは対症療法を行って5日間様子をみます。

抗菌薬を使用しても症状が改善しない場合や、合併症の兆候がみられる重症例などでは、内視鏡を用いた手術が検討されることもあります。また、症状を改善させるために、耳鼻咽喉科では局所処置が行われます。

薬物療法

細菌の増殖を抑えるため、主に抗菌薬が処方されます。ペニシリン系抗菌薬が第一選択です。ペニシリン系抗菌薬が効きにくい場合は、薬の量を増やしたり、ほかの抗菌薬(レスピラトリーキノロン系抗菌薬など)に変更したりします。

治療期間の目安

急性鼻副鼻腔炎で抗菌薬を服用する場合、一般的にはまず5日分が処方されます。改善がみられない場合は薬剤の感受性を考慮して、薬の量を増やしたりほかの抗菌薬に変更したりして、さらに5日分処方されます。途中で症状が少しよくなったからといって、自己判断で抗菌薬を飲むのをやめてしまうと、慢性化したり、抗菌薬が効きにくい“薬剤耐性菌”を生み出してしまったりする原因になります。近年は、特に薬剤耐性菌の増加が問題となっているため、医師の指示通りにしっかりと最後まで薬を飲み切ることが大切です。

局所処置

鼻水を吸引したり、鼻や上顎洞を洗浄してを排出させたりします。また、自然孔を広げて鼻の通りを改善した後に、炎症を抑える薬液(主にセフメノキシム塩酸塩と呼ばれる抗菌薬)を霧状にして病変部に届けるネブライザー療法を行うこともあります。

合併症に対する治療

眼窩内合併症では、比較的軽症の場合は原因菌に応じて抗菌薬の静脈内投与が行われます。重症の場合は、内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)と呼ばれる内視鏡を使った手術、あるいは切開による手術によって膿を出します。なお、視力障害がみられる場合は、眼科医と連携して治療が進められます。

頭蓋内合併症を発症した場合は、病巣を取り除くため、早急に内視鏡下鼻副鼻腔手術が行われ、脳膿瘍まで移行した場合は開頭手術が行われます。

最終更新日:
2026年08月17日
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2026/08/17
更新しました
2017/04/25
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