症状
急性気管支炎の主な症状は咳、鼻水、発熱、喉の痛み、寒気などです。初期は鼻水や喉の痛みなどのかぜ症状が目立ち、徐々に咳と痰が出るようになります。
急性気管支炎がウイルス感染によるものである場合は、咳と一緒に少量の白色の痰がありますが、時間経過とともに緑色や黄色に変化することもあります。なお、色のついた粘々した痰が長く続くときには二次性の細菌感染を疑います。
発熱は37.5〜38℃程度であることが多いですが、症状が重い場合は38〜39℃程度の高熱が出ることもあります。咳は2〜3週間以上続くこともあり、ほかの症状は治っているのに、咳だけ長引くことも少なくありません。また、気道が過敏になることで息切れを起こしたり、ゼーゼー・ヒューヒューといった音が鳴ったりする“喘鳴”がみられることもあります。
高齢者が急性気管支炎を発症した場合は発熱や咳が目立たず、呼吸が速くなる、食欲がなくなり元気がないといった症状がみられることもあります。
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