原因
急性気管支炎のほとんどは、ウイルスや細菌などが呼吸器系の1つである気管支に感染することによって起こります。
急性気管支炎の原因になるウイルスにはインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどがあり、一時的に感染する細菌にはマイコプラズマ、肺炎クラミドフィラ、百日咳菌、肺炎球菌などがあります。
急性気管支炎の原因となるウイルスや細菌は感染者の咳や唾などに含まれており、咳や唾などの飛沫をほかの人が吸い込むことで感染する“飛沫感染”や、ウイルスが付着した場所やものに触れた手で口や鼻に触れることで感染する“接触感染”によって周りの人に感染します。これらのウイルスや細菌が気管支に感染し増殖すると、急性気管支炎を発症します。
重症化することは少ないですが、高齢者や免疫に異常がある人では、急性呼吸不全や肺炎などの重篤な合併症がみられることもあります。
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