きゅうせいのうしょう

急性脳症

監修:

治療

急性脳症と診断された場合は、原因となる病気の治療と脳のむくみやそれに伴う症状を改善するための対症療法が必要となります。

原因となる病気の治療としては、インフルエンザウイルス感染症の場合は抗インフルエンザ薬の投与、アンモニアなど体内にたまった老廃物の排泄を促す治療、電解質バランスを改善する治療などが挙げられます。また、効果は確かではないものの、感染症など過剰な免疫のはたらきが原因と考えられる場合は、免疫のはたらきを抑えるステロイドの投与が行われることもあります。

一方、脳のむくみやこれに伴う症状への対症療法としては、利尿薬や抗けいれん薬の投与のほか、重症の場合は人工呼吸器による全身の管理などが必要です。また、一部の施設では脳低温/平温療法などを試みることもありますが、急性脳症の確立した治療法はないのが現状です。

最終更新日:
2024年01月19日
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2024/01/19
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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