原因
急性脳症は、脳に炎症、出血、梗塞などを認めないにもかかわらず、脳の広い範囲にむくみが生じる病気の総称です。
発熱性の感染症に伴う急性脳症では、インフルエンザや突発性発疹、マイコプラズマなどの感染症にかかった際に発症するとされています。感染症からどのようなメカニズムで急性脳症を発症するのかは解明されていませんが、炎症を引き起こすサイトカインと呼ばれる物質が多く生じることなどが原因と考えられています。
また、急性脳症は、糖尿病や尿毒症、肝機能異常などによって体に不要な老廃物が多くたまる代謝の異常、低ナトリウム血症などの電解質異常、薬剤の影響、心臓の手術による合併症などによって引き起こされることもあります。
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