きゅうせいようつうしょう

急性腰痛症

俗称/その他
ぎっくり腰
最終更新日:
2024年05月23日
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2024/05/23
更新しました
2021/01/28
更新しました
2017/04/25
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治療

急性腰痛症は安静にしていると数日から数週間で自然に治ることもあります。

治療としては、薬物療法、トリガーポイント注射、装具療法などがあります。腰痛の背景に骨折や腫瘍、感染症など特別な病気が関わっている場合には、それぞれに対応した治療を行うことが重要となります。

薬物療法

腰の痛みや炎症に対しては通常、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が処方されます。痛みによる筋肉の緊張や精神的な緊張を和らげる目的で筋弛緩薬(きんしかんやく)や抗不安薬を使用することもあります。

神経症状がある場合は、神経障害性疼痛薬(とうつうやく)を用いることが多いです。

また、心因性の腰痛が疑われる場合は、抗うつ薬などの薬剤が用いられることもあります。

トリガーポイント注射

腰痛を軽減させる注射療法の1つです。痛みや筋硬結(筋肉が硬くなっている)が強い“トリガーポイント”という部位に局所麻酔薬などを注射します。

装具療法

コルセットなどを用いて痛みの出ている部分を固定して安静に保つことで、痛みの軽減や早期の回復を目指す方法です。

急性腰痛では、長期間の安静は推奨されていません。無理のない範囲でリハビリによる運動や日常生活を維持したほうが早く回復するという報告もあります。そのため、どの程度運動を行ったほうがよいかについては医師や理学療法士との相談が必要となります。

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