検査・診断
問診や血液検査、血圧測定などが行われます。男性性機能障害は、勃起障害と射精障害に大別され、それぞれ原因や状態によってさらに細かく分類されるため、適切な治療のためには正しい診断が重要です。問診の際には、どのようなときにどのような症状が現れているか、精神的な問題や疲労などを抱えていないか、ご自身の状態やパートナーとの関係を医師に詳しく伝えることが大切です。
勃起障害(ED)
勃起障害の場合、IIEF5またはSHIMと呼ばれる指標と、勃起の硬さを評価するEHS(Erection Hardness Score)と呼ばれる指標を使って診断を行います。
IIEF5とは、勃起障害の重症度を分けるために役立つ指標です。最近6か月の勃起や性交渉の状況・満足度・自信・困難感の程度などを自己評価して点数化していきます。
EHSは勃起硬度から重症度を分類できる指標で、性交渉を試みていない場合にも有用です。セルフチェックしやすいよう、勃起硬度をくだものや食品などの硬さにたとえた設問が設けられています。
射精障害
射精障害の種類により、行われる検査も変わります。たとえば、逆行性射精が疑われる場合には、射精後の尿を顕微鏡で観察する検査が行われます。この検査により精子の存在が確認できない場合、逆行性射精であるという確定診断がつけられます。
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