症状
性機能障害を定義づける症状は、満足のいく性交渉が行えないことです。満足のいく性交渉に至らない理由として、以下のような症状が起こることが挙げられます。
勃起障害(ED)
性的な刺激があっても十分な勃起を得られなかったり、状態を維持できず途中で萎えてしまったりすることが主な症状です。
勃起時の性器の硬さ(勃起硬度)や、勃起障害が起こる頻度は人によりさまざまです。毎回挿入に至らないケースもあれば、時々(2回に1回ほど)ならば挿入可能というケースもあります。
射精障害
症状は射精障害の種類によって異なります。
膣内射精障害は、マスターベーションでは射精できるものの、性交渉の際に膣内に射精できない状態を指します。また、挿入には至るものの、膣内で萎えてしまうということもあります。
逆行性射精とは、射精したという感覚はあっても精液が体外に放出されないというものです。
早漏には国際的な定義があります。先天性の早漏とは、その日の1回目の挿入後、膣内での持続時間が1分以内のものを指します。後天性の早漏とは、持続時間が3分以内のものを指します。
このほか、マスターベーションでも性交渉でも射精できない、挿入から射精までに長い時間を要する、という症状も、射精障害の主な症状として挙げられます。
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