原因
男性性機能障害の原因は、心理的な問題や身体的な問題など、非常に多様です。以下は、男性性機能障害の原因の一例です。
勃起障害(ED)
勃起障害は、原因により機能性勃起障害、器質性勃起障害、混合性勃起障害に分けられます。
機能性勃起障害とは、パートナーとの関係性や疲労など、心理的な問題が引き金となって起こるものを指します。近年では、夫婦での不妊治療中に感じるプレッシャーが原因となって起こる排卵日ED(通称)も増えています。
器質性勃起障害は、糖尿病や前立腺肥大症など、何らかの体の変化や病気などが原因となって起こる勃起障害を指します。
混合性勃起障害とは、これら両方の勃起障害の特徴をあわせ持っているものを指します。
射精障害
射精障害には膣内射精障害や逆行性射精などがあり、それぞれ原因も異なります。
膣内射精障害の原因のうち典型的なものは、過度に強い刺激を与えるマスターベーションの習慣です。また、不妊治療の一環としてタイミング法を試みる際に、プレッシャーから射精に至らないケースも増えています。
逆行性射精の原因は、自律神経のはたらきや物理的な問題によって、射精時に内尿道口が閉鎖しないことです。たとえば、糖尿病性自律神経障害や、前立腺肥大症手術などがきっかけとなることがあります。
早漏には先天性(生まれつき)のものと後天性のものがあり、後者には心理的な要因が関わっているといわれています。
また、マスターベーション時にも性交渉時にも射精反応が起こらない射精障害の原因には、脊髄損傷や高プロラクチン血症、向精神薬の服用などがあるとされます。
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