治療
勃起障害(ED)
ED治療薬を用いた薬物療法が行われます。薬物療法は機能性や器質性といったタイプを問わず実施されています。
糖尿病など、原因疾患が明らかな器質性の勃起障害の場合は、原因疾患に対する治療が行われます。
また、心理的な問題が引き金となっている場合は、カウンセリングなどを受けることで、根底にある問題を解消していくことが大切です。
射精障害
射精障害の種類や原因によって、選択される治療方法は変わります。たとえば、強い刺激を与えるマスターベーションの習慣が原因となっている膣内射精障害の場合は、膣内で受ける刺激と同等の刺激で射精できるよう、専用のトレーニングカップなどを用いた練習をすすめられることがあります。
内尿道口の閉鎖不全が原因となっている逆行性射精の場合は、内尿道口の閉鎖を促す内服薬を用いた薬物療法が試みられます。
心理的な問題が原因となっている早漏の場合は、カウンセリングの実施などが検討されます。また、一部の抗うつ剤が早漏の治療に有効という報告も多いため、薬物療法が行われることもあります。
不妊治療中の男性性機能障害の治療
近年では、夫婦での不妊治療中に、「排卵日に勃起・射精しなくてはいけない」というプレッシャーから起こる男性性機能障害も増加しているといわれています。不妊治療中の場合、男性性機能障害の治療中に、奥さんの加齢という別の問題が生じることも多いため、自然妊娠にこだわらず、人工授精などで赤ちゃんを授かる方法を勧められることもあります。
排卵日のみに起こる勃起障害や射精障害の場合、妊娠という問題が解決することにより改善するケースが多いといわれています。
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