検査・診断
扁桃周囲膿瘍が疑われる場合、視診やファイバースコープによってのどの観察が行われるほか、画像検査、血液検査、細菌培養検査などが検討されます。
口蓋扁桃は口を開ければ見える位置にあるため、まずは視診によって扁桃やその周囲の腫れ、赤みなどが確認されるのが一般的です。また、鼻や口からファイバースコープを挿入し、炎症の広がりなど喉の奥の状態が確認されます。検査で膿がたまっていそうな箇所(膿瘍)が分かれば、針を刺して膿を吸引することもあります。
膿瘍の有無や広がっている範囲を確認するため、造影剤を用いたCT検査やMRI検査などの画像検査も行われます。また、炎症の度合いを調べる目的で血液検査が実施されることもあります。
診療の過程で膿を採取することができたら、細菌培養検査が実施され、原因となる細菌の特定が行われることもあります。これによって、治療の際に用いる抗菌薬を選びやすくなる場合があります。
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