症状
扁桃周囲膿瘍では、のどの強い痛みや腫れ、38度を超える高熱などの症状がみられます。
扁桃周囲膿瘍では、左右差のある、のどの強い痛みが生じます。特に飲食物やつばを飲み込む際に強い痛みを感じるため、食事そのものが困難になる方もいます。痛みは耳にまで広がることもあります。
また、扁桃やその周辺に膿のたまった“膿瘍”が生じたり、赤く大きく腫れたりすることも特徴です。粘膜が腫れることにより、声の様子が普段と変わったり、のどの空気の通りが悪くなり息苦しさを自覚したりする方もいます。炎症が広がると首のリンパ節にも腫れを生じることがあるほか、周辺の筋肉に炎症が起こることで口が開きにくくなることもあります。また、口臭が生じたり、よだれが出やすくなったりすることもあります。
進行して、のどの空気の通り道が腫れて狭くなる(喉頭浮腫)、膿が首や胸にまでたまるようになる(深頸部膿瘍、縦隔膿瘍)と、命に関わることもあります。
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