治療
軽度な損傷であれば、患部を安静にすることで多くは数日で回復します。
しかし、腱断裂が生じている場合にはなるべく速やかに腱を縫い合わせる手術を行います。特に、伸筋腱は屈筋腱よりも平らな構造をしているため、受傷から時間が経つと縫い合わせることが難しくなるとされています。
また、脱臼や剥離骨折などを伴う場合には、整復や骨折部の固定を行う必要があります。一般的には、スクリューや鋼線などを皮膚の上から差し込んで固定します。
また、刃物などによる腱損傷の場合には、腱が外界に露出した状態となり、細菌感染の危険があるため、予防的に抗生剤の投与が行われることがあります。
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