症状
捻挫の主な症状は、患部の痛みと腫れです。痛みと腫れの程度は、靱帯の損傷が大きいほど強くなる傾向にあります。ただし、膝関節にある靱帯の1つ、前十字靱帯は、損傷しても痛みを自覚しにくく、保存療法では治癒が難しいという特徴があるため、症状の程度にかかわらず医療機関を受診することが大切です。
このほか、捻挫の重症度や損傷部位などにより、関節のぐらつき(不安定性)や可動域の制限、内出血などが生じることもあります。捻挫による強い痛みや腫れなどの症状は、受傷してから数週間~数か月経つと和らぎ、その後は運動時の痛みや不安定性が自覚できる主な症状となります。この状態で無理をしてしまうと、ほかの組織の損傷などにつながり、慢性的な痛みや関節の変形(膝の変形性関節症など)などを生じることもあります。
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