症状
無痛性甲状腺炎では、炎症による痛みはみられません。甲状腺ホルモンが過剰になったり不足したりすることで、さまざまな症状がみられます。また、病気の時期(ホルモンの量)によって現れる症状は変化します。
初期には、血液中の甲状腺ホルモンが過剰になります。動悸、手の震え、体重減少、汗をかく、体がほてる、イライラする、疲れやすくなるといった症状が現れることがあります。
その後、血液中の甲状腺ホルモン量が低下すると、甲状腺機能低下症の症状がみられます。この時期には、むくみ、体重増加、寒さを感じやすい、汗をかかない、疲れやすくなる、気力の低下などの症状がみられる場合があります。多くの場合は、この後に自然と甲状腺機能が正常化に向かうとされています。
一方で、これらの自覚症状が現れない場合もあります。
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