原因
無痛性甲状腺炎は、ほかの病気や妊娠、薬剤と関連して発症するといわれています。
関連する病気として、慢性甲状腺炎(橋本病)を背景に発症することが多いとされていますが、バセドウ病の治療経過のなかでの発症や、クッシング症候群に関連した発症もみられます。
出産後2~6か月の女性に発症することも多く、これは“産褥性甲状腺炎”と呼ばれます。
また、特定の薬剤が誘因となり発症することもあります。悪性腫瘍やウイルス感染に対して用いられるインターフェロンα、子宮内膜症の治療などに用いられるGnRH誘導体製剤、がん治療に用いられる分子標的薬などと関連して発症するといわれています。副腎皮質ステロイド薬の中止が関連する場合もあります。
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