原因
牛海綿状脳症 (BSE)と変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発生時期ならびに発生地域に相関が認められることから、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発症にはBSEが関係していると考えられています。主な感染経路としては、BSEに感染した牛に由来する食品を食べたことにより牛からヒトへと感染したと考えられています。
イギリスをはじめとし、BSEに汚染された牛肉が輸出されたヨーロッパ各国でも発症が認められています。その他、アメリカやカナダ、台湾などでも発症が報告されていますが、ほとんどがイギリス滞在歴のある方で発症していることがわかっています。
この他の感染経路として、ごく少数例ではありますが、輸血による感染が疑われる例がイギリスにおいて報告されています。
日本においては、2005年に国内発症例が認められたことに伴い、1980年から1996年の間にイギリスに滞在歴がある方からの献血を控える措置が取られていました。現在では、同期間中に通算1ヶ月以上滞在歴のある方からの献血を制限しています。
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