治療
甲状腺腫瘍の治療は、良性か悪性かによって大きく異なります。
良性の甲状腺腫瘍
しこりなどによる症状がない場合には、経過観察となることもあります。甲状腺機能亢進症に対しては、内服薬や手術療法、アイソトープ療法が選択されます。
一方、甲状腺の機能が低下している場合には、甲状腺ホルモンの補充療法が行われます。
悪性の甲状腺腫瘍
悪性腫瘍に対しては、がんの危険度に応じた対応が重要となります。危険度が低いがんに対しては過剰な治療介入にならないよう、経過観察をすることもひとつの選択肢です。
一方、がんの危険性が高い場合には、手術に加えて放射線ヨウ素治療、TSH抑制療法などの全身療法を取り入れた治療が検討されます。
甲状腺の存在する部位は、声を出す、食べ物を飲み込むなどの動作に重要な部位です。手術の際はこうした機能がなくならないように注意しながら行われます。
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