原因
発声障害には、声帯ポリープや喉頭がんなどの器質的な異常によって生じるもののほか、機能性発声障害や痙攣性発声障害などと呼ばれるタイプのものもあります。
声を出すには、発声器官である喉頭と、咽頭、舌などが連動してはたらくことが重要です。ポリープや喉頭がんなど器質的病変があると、発声過程に異常が生じて発声障害に至ることがあります。
しかし、こうした器質的な異常がない場合にも発声障害が生じることがあります。下記のような例が挙げられます。
- 精神的なショックによって声が出なくなる
- 不適切な発声の仕方が習慣化して声が出しづらくなったり、弱々しくなったりしてしまう
- 発声に際して輪状甲状筋が優位になり声が高くなってしまう(裏声発声、変声障害)
などがあります。
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