予防
感染予防には感染源の治療による菌量の減少がもっとも効果的です。特に足白癬は家庭内での感染が多いため、同居家族の足白癬の適切な治療が最優先になります。あわせて足ふきマットやスリッパの洗浄、床の掃除を行うことになりますが、白癬患者が菌を散布している条件下ではいくら清潔に気を付けても同居者に菌が付着することを予防することはできません。一方、病巣への抗真菌薬の外用がはじまると、散布される生きた菌の量は劇的に減少することが知られています。
そのほか、靴の着用で足の湿度が高い人に白癬の割合が高いこと、健康サンダルによる擦れがかえって白癬の治療を妨げること、角質に傷をつけると菌の侵入が早まることが知られています。足の乾燥に留意し、角質に傷をつけないフットケアの実践が大切です。
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