原因
白癬は、カビの一種である皮膚糸状菌(白癬菌)が皮膚の表面、爪、毛に感染することによって引き起こされます。
日本には10種類ほど皮膚糸状菌が存在することが分かっています。皮膚糸状菌はケラチンと呼ばれる皮膚の最外層にある頑丈なタンパク質を溶かして成長することができます。ケラチンはほかの生物にはなかなか消化できませんが、これを栄養にできるのが皮膚糸状菌の最大の特徴です。
皮膚糸状菌の感染経路は接触感染です。ヒトやペットから住環境に落ちた菌が床、足ふきマットやスリッパなどを介して主に家庭内で間接的に感染するケース、柔道などの格闘技で皮膚同士が接触する、手の白癬などから自分の体表を触って広げる、あるいはペットなどに直接接触して感染するケースが挙げられます。
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