治療
基本的に皮膚糸状菌に効果のある抗真菌薬の塗り薬を患部に適切に使用することによって改善します。足のかかとなど皮膚の角質が厚い部分に生じた場合や体の広範囲に生じて十分な外用ができない場合、爪・毛に感染した場合は塗り薬だけでは効果が不十分なことが多く、抗真菌薬の飲み薬が必要になることもしばしばです。
治療期間は症状によってさまざまです。体部白癬や股部白癬であれば塗り薬を2週間ほど使用すれば治ります。しかし、足白癬はかゆみがない部分にも菌が拡散していることが多いため、爪先から趾間、足底、かかとやアキレス腱の部分まで、最低でも4週間にわたる抗真菌薬の塗布が必要となります。量的には10gのチューブを7~10日で塗り切ることになります。足白癬を放置して爪白癬になると、内服抗真菌薬でも3~6か月、外用抗真菌薬では1年は継続する必要があります。
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