原因
百日咳は主に百日咳菌を原因菌とした感染症です。百日咳菌と呼ばれる細菌が原因になります。
飛沫感染と接触感染が主な感染経路で、細菌を含む飛沫を吸い込んだり、細菌が付着した手で鼻や口などを触ったりすることで感染します。
全年齢でかかることがあり、特にワクチン未接種の生後3か月以下では死亡や重症化のリスクが高いといわれています。
軽症であっても菌が排出されていることがあり、特に成人では気付かないうちに保菌者となり、ワクチンを接種していない小児に感染させていることがあります。
百日咳ワクチンは重症化や死亡の予防に有効で、リスク減少の効果は80~85%です。また、最後に百日咳ワクチンを打ってから4~12年程度で効果の減弱がみられるため、百日咳ワクチンを接種していてもかかることがあります。
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