ひふはこうしょう

皮膚爬行症

同義語
皮膚幼虫移行症,クリーピング病
最終更新日:
2024年01月26日
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2024/01/26
更新しました
2017/04/25
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症状

皮下を赤い線状の皮疹が蛇行して移動していきますが、随伴する症状などについては原因となる寄生虫によって異なります。

顎口虫

川魚などを生食した数週から数か月後に、皮膚の腫れ、発赤、痛みやかゆみなどの症状とともに、皮膚爬行症がみられます。発熱や腹痛などの全身症状を伴うこともあります。また、有棘顎口虫は時に内臓や脳などに移動することもあります。

マンソン裂頭条虫

主な症状は無痛性の皮膚爬行症です。まれに体の中で成虫になることがあり、成虫によって障害を受けることもあります。

旋尾線虫

旋尾線虫が寄生したホタルイカなどを食べてから2週間前後で皮膚爬行症がみられます。

皮疹はお腹から始まることが多く、数mm幅の赤い線状の皮疹が蛇行して長く伸びていきます。また、水疱(すいほう)をつくることが多いです。

糞線虫

皮膚爬行症がみられますが、糞線虫の幼虫は肺や腸などの臓器に移動することもあります。その場合、肺では乾いた咳などが生じ、消化管に達すると腹痛、下痢、食欲不振などの症状が現れることがあります。

鉤虫

皮膚から侵入した鉤虫が皮下を掘り進むことで皮膚爬行症が生じます。強いかゆみを伴い、小さな隆起や水疱(すいほう)がみられることもあります。

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