ひふそうようしょう

皮膚瘙痒症

最終更新日:
2018年04月09日
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2018/04/09
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治療

原因となる病気の治療

かゆみの原因となっている病気(糖尿病など)が存在する場合は、その治療が第一となります。原因となっている病気が改善することで、かゆみの症状も同時に改善されることがあります。

塗り薬での治療

皮膚そう痒症の多くはドライスキンが原因であり、乾燥を予防するための保湿剤の塗布は十分に行う必要があります。保湿剤にはヘパリン類似物質添加外用剤、尿素を含んだ軟膏、ワセリンなどさまざまな種類がありますが、症状のある皮膚の状態や、自身にあった保湿剤を使用することが重要です。またかゆみによる引っ掻きにより、二次的におきた湿疹に対しては部分的にステロイド剤を塗り治療していくことも必要になります。

飲み薬での治療

かゆみに対しては、かゆみの原因となるヒスタミンという物質を抑える抗ヒスタミン薬の内服が行われることが多いですが、効果は限定的です。また腎障害や肝障害のある患者さんのかゆみに対しては一部のκオピオイド受容体作動薬が用いられることがあります。

ストレスを避ける

皮膚そう痒症は精神的要因も大きく、ストレスや不安などで症状が悪化するとされています。これらを取り除くことで症状が緩和されることがあります。

生活環境の改善

日常生活においてお酒やコーヒー、香辛料などの過剰摂取を避ける、乾燥を避ける(特に冬季)、低刺激性の衣服着用など心がけることも重要です。また入浴については、皮膚の清潔を保つだけでなく、入浴時にタオルで強くこすらない、刺激の強い石鹸の使用を避けるなど生活環境の改善も治療の一部となります。
 

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