皮膚に明らかな発疹がないにもかかわらず、強いかゆみがあることがこの病気の特徴です。かゆみによるひっかきで、二次的に掻破痕や軽度の湿疹、苔癬化を伴うこともあります。特に高齢者では、皮膚の水分や皮脂の分泌が少なくなるため、冬季に皮膚が乾燥してかゆみが起こることが多く(老人性瘙痒症)、就寝時に悪化しやすいとされています。
限局性皮膚瘙痒症があらわれる部位としては、陰部や肛門周囲が多いですが、耳、眼、鼻、頭部、手足などに症状が限局することもあります。
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