ひふひけっかくせいこうさんきんしょう

皮膚非結核性抗酸菌症

最終更新日:
2018年07月19日
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2018/07/19
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症状

症状は感染した菌によって異なりますが、国内で多く見られる皮膚非結核性抗酸菌症の症状は下記の通りです。

Mycobacterium marinum感染症(水槽肉芽腫)

プールや水槽の汚染された水を介して、菌が皮膚の傷に感染します。感染が成立すると、約2週間でその部位にかさぶたを伴った膿疱が現れます。膿疱は赤く、痛みを生じ、徐々に表面が角化して落屑を持ったイボのようになります。

感染部位にのみ生じることが多いですが、リンパに乗って全身に広がり、いたるところに同様の皮疹が形成されることもあります。

Mycobacterium avium感染症

国内では銭湯や温泉で感染した事例が報告されています。また、小児の発症が多いのが現状です。手足や腹部などに硬く触れる結節や硬結を生じ、進行すると瘍や潰瘍を形成することもあります。多くは多発性で、痛みを伴います。

Mycobacterium fortuitum感染症

広く自然界に生息する菌であるため、感染の機会は多く、術後の傷などに感染することもあります。感染すると、赤い結節が生じ、膿瘍や潰瘍を形成します。また、皮疹の周辺は腫れ、進行すると皮疹部に瘻孔(ろうこう)が生じるのが特徴であり、排膿が見られます。

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