治療
直腸炎を発症している場合、原因に対する根本的な治療を行うことが大切です。たとえば、性感染症に関連した直腸炎であれば、原因となった病原体に応じて抗生物質や抗ウイルス薬が使用されます。
放射線治療により引き起こされた直腸炎に対しては、炎症を抑えるための抗炎症薬や、排便をコントロールするための軟便剤、止痢薬などが用いられます。
潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患が原因の直腸炎の場合、炎症を抑えるための薬物療法や手術が検討されます。手術は症状が強い場合に、激しい炎症が起きている病変部位を切除する目的で行われます。
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