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ちょくちょうえん

直腸炎

最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

直腸炎とは、直腸に生じた炎症のことを指します。直腸炎を発症すると、便意を常に感じるようになったり、お尻に痛みが生じたりします。

直腸炎の原因は、病気や薬剤など非常に多様です。詳しい検査により「なぜ直腸炎が起こったのか」を特定し、原因に応じた治療を行うことが重要です。

原因

炎症性腸疾患

代表的な直腸炎の原因としては、潰瘍性大腸炎クローン病といった炎症性腸疾患が挙げられます。これらの炎症性腸疾患を発症すると、直腸にも炎症が起こることがあります。

性感染症

性感染症も直腸炎の原因のひとつです。肛門を用いた性交渉などを機に、淋菌や単純ヘルペスウイルスなどの病原体が直腸に感染することで直腸炎を引き起こします。

その他

がんを治療するために行われる放射線療法の合併症として、直腸炎が生じることがあります。

他にも、薬剤を原因として起こる偽膜性腸炎(ぎまくせいちょうえん)、ミルクなどに対してのアレルギー反応なども、直腸炎の原因として挙げることができます。

症状

直腸炎の症状には、下痢や血便などがあります。また、排便時に痛みを感じたり、便が直腸にない場合でも常に便意を感じたりすることがあります。

このほか、直腸炎の原因となっている病気に関連した症状も現れます。たとえば、炎症性腸疾患では、発熱や体重減少、貧血などの症状が生じることがあります。がんに対する放射線療法が原因となっている場合、放射線の照射部位によっては骨髄抑制、皮膚のただれなどが起こることもあります。

検査・診断

直腸に炎症が生じていることを確認するために、直腸鏡や内視鏡などを用いた検査が行われます。これらの検査では、直腸の炎症状態を直接観察することができます。

直腸炎の診断時には、何が原因となっているのかを特定するための検査も行われます。原因が炎症性腸疾患の場合は、直腸だけでなく広域な消化管を調べるために下部消化管内視鏡検査大腸カメラ)が行われます。

また、血液検査で炎症の度合いや貧血の有無を確認することも大切です。

性感染症に感染して直腸炎が生じている可能性がある場合には、病原体を特定するための培養検査、血液検査などが行われます。

治療

直腸炎を発症している場合、原因に対する根本的な治療を行うことが大切です。たとえば、性感染症に関連した直腸炎であれば、原因となった病原体に応じて抗生物質や抗ウイルス薬が使用されます。

放射線治療により引き起こされた直腸炎に対しては、炎症を抑えるための抗炎症薬や、排便をコントロールするための軟便剤、止痢薬などが用いられます。

潰瘍性大腸炎クローン病といった炎症性腸疾患が原因の直腸炎の場合、炎症を抑えるための薬物療法や手術が検討されます。手術は症状が強い場合に、激しい炎症が起きている病変部位を切除する目的で行われます。

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