症状
肛門からの直腸の脱出が症状といえます。主に排便時などいきんだりする際に起こり、自然と元に戻ることが多いですが、重症になると立っただけで脱出するようになったり、手を使わないと元に戻らなくなることがあります。ただし、直腸は痛みを感じないため、脱出に伴う痛みなどの症状はありません。
繰り返し起こると便秘の原因となったり、失禁などの排便異常、脱出物が刺激となり肛門部掻痒感(皮膚を掻きたくなるような感じ、かゆみ)を引き起こしたりします。繰り返す脱出や摩擦によって直腸潰瘍がみられるという報告もあり、物理的な刺激から出血をきたすこともあります。
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