治療
眼筋麻痺では、原因となる病気を特定し、その病気に対する治療と、眼症状に対する対症療法を行います。
たとえば、脳動脈瘤が原因の場合には脳血管内治療(コイル塞栓術)、重症筋無力症の場合にはステロイドや免疫抑制薬による薬物療法、胸腺摘除術などによる手術治療が検討されます。炎症性の病気に対してはステロイドの全身投与、血流が下がることで生じた場合にはビタミンB12や脳循環代謝改善薬の内服、ステロイドの内服・点滴が行われます。
対症療法としては、眼帯やコンタクトレンズで片目を遮ったり、プリズムメガネを使用したりするほか、最終的には手術で両目の向き(眼位)を整えて複視の軽減を図ります。
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