症状
眼筋麻痺では、目の動きの調節がうまく行われなくなり、複視といわれるものが二重に見える症状が現れます。
人はものを見るために同時に両方の目を無意識に動かし、左右それぞれの目に映った像を1つに融合することでものを1つの像として認識します。
眼筋麻痺では何らかの原因によって眼筋が動かなくなり、両方の目の視線が一致しなくなることで左右の像を1つのものとして認識(融像)できず、複視が起こります。また、複視以外にも目の奥の痛みや、まぶたが腫れたり垂れたりする症状のほか、原因となる病気による症状がみられることもあります。たとえば脳梗塞やギラン・バレー症候群が原因となる場合は手足の感覚異常や麻痺などを伴います。
医師の方へ
「眼筋麻痺」を登録すると、新着の情報をお知らせします