けいりゅうりゅうざん

稽留流産

最終更新日:
2024年01月19日
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2024/01/19
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治療

稽留流産は、時間経過とともに完全流産(子宮内容物が全て排出した状態)に移行します。

稽留流産と診断されてからの治療は、経過観察によって子宮内容物の自然な排出を待つ方法(待機的療法)と、手術によってより早期に子宮内容物を摘出する方法があります。

待機的療法

診断時の妊娠週数が13週未満で、母体の感染がなく、バイタルサインが安定している場合に選択します。自然な回復が期待でき、手術によるトラブルを回避することが可能ですが、流産の進行に伴って大量の出血や強い腹痛が起こることもあります。

子宮内容物は2週間程度で排出されることが多く、最大で4週間程度の待機を行いますが、それ以上経過しても子宮内容物の排出がみられない場合は、手術による摘出を行います。

待機的療法を行っている間でも、出血量が多い場合や子宮内容物の感染が疑われる場合は速やかに手術を行います。そのため、待機中は常に医療機関との連絡が取れる状態でいる必要があります。

手術

子宮内容物を摘出する治療で、鉗子を用いて子宮内容物を掻き出す方法や吸引する方法などがあります。早期に流産を解決できるため、日常生活への復帰がしやすいメリットがありますが、手術を受けることに対する不安感や合併症が生じるリスクがあります。

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