原因
細菌性赤痢の原因となる赤痢菌は、志賀赤痢菌(Shigella dysenteriae)、フレキシネル菌(S.flexneri)、ボイド菌(S.boydii)、ソンネ菌(S.sonnei)の4種類があり、現在日本での症例はソンネ菌が中心となっています。
症状のある患者や無症候性病原体保有者(体内に菌を保有していても症状がない人)の糞便中に排出された赤痢菌が、手指などを介して広がります。感染力が強く、少ない菌量でもヒトからヒトに感染するため、家庭内感染を起こすこともあります。
また、汚染された食品、水、食器、ハエなどを介して感染することもあり、感染力が強いことから、しばしば散発的な集団食中毒、保育園や福祉施設などでの集団発生を起こすこともあります。
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