原因
結核性関節炎は、結核菌(Mycobactrium tuberculosis)が関節に入り込むことを原因として発症します。結核菌は感染する部位としては、肺が多いですが、その他にもリンパ節などがあります。こうした部位に存在する結核菌が血液を介して関節に入り込むことから結核性関節炎が惹起されます。また、反応性の菌が直接、関節に感染しないで起きることもあります。
なお、結核性関節炎は、高齢者や免疫抑制状態(エイズを発症した方やステロイドなどの使用中)において発症するリスクが高まることも知られています。結核性関節炎は、股関節や膝関節などが好発部位ですが、どの関節でも起き、手首、肘、指などの関節においても起きることがあります。
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