検査・診断
肢端紫藍症の診断は、症状の持続時間などの問診や指先局所を詳細に観察することでなされます。動脈が血栓で閉塞している病気ではないため、動脈を触れることは可能です。その他にも、指先を心臓より高くする、局所を圧迫解除する、などの動作を加え、動作に関連してどのように皮膚の色調が変化するかを詳細に評価することもなされます。レイノー現象と肢端紫藍症は異なるものであるため、症状の項目で記載した内容をもとにした鑑別もなされます(色調変化の様子や潰瘍の有無など)。
肢端紫藍症では、何かしらの基礎疾患が隠れていることがあります。隠れた疾患を調べることを目的として、手足以外の症状を診察にて詳細に評価し、血液検査や尿検査による臓器障害の有無、病気に特徴的な診断マーカーを検索します。
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