治療
腱板が一部でも切れると、自然にまたつながることはないとされています。けがが原因で発症した場合は三角巾で腕を吊って1~2週間肩を安静に保ちます。安静にしても腱はつながりませんが、残った腱板の機能が活発になり、痛みや動きにくさは改善する場合が多いといわれています。
また、炎症を抑える薬や痛み止めを肩関節内に注射したり、痛みが治まってきたら適度に動かす運動療法を行ったりする場合もあります。
保存的に治療しても痛みや動かしにくさが改善しない場合は、手術を行い切れた腱板をつなぎ合わせます。関節鏡という細い管を関節に入れて行う低侵襲な手術が普及しています。
縫合が困難な例ではリバース型人工肩関節という特殊な人工関節を用いると、完全に腱板が機能しなくなっている方でも腕を上がるようにすることが可能です。ただし、リバース型人工肩関節はガイドラインに基づいた厳密な手術適応が定められているため、誰でも受けられるわけではありません。
実績のある医師
周辺で肩腱板断裂の実績がある医師
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 ジョイントリサーチ講座・ジョイントリサーチ部門 運動器機能形態学講座 教授
内科、血液内科、膠原病・リウマチ内科、外科、心療内科、精神科、神経内科、脳神経外科、呼吸器外科、消化器外科、腎臓内科、心臓血管外科、小児科、小児外科、整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、肛門科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、乳腺外科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科
東京都文京区湯島1丁目5-45
JR中央・総武線「御茶ノ水」東京メトロ丸ノ内線も利用可能 徒歩3分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」 徒歩5分
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