治療
アミロイドの沈着が肺に限局しており、特に症状をきたしていない場合には積極的な治療介入をせず、注意深く経過観察を行うことがあります。ただし、肺アミロイドーシスの診断が確定できないことも少なくないため、確定診断のために手術による切除術が選択されることあります。
肺アミロイドーシスの病変部位が多い場合や、全身性アミロイドーシスの一環として肺アミロイド―シスが発症している場合には、切除術以外の方法が選択されます。アミロイドの構成物質に応じて治療方法は異なるため、基礎疾患を同定することが重要です。たとえば多発性骨髄腫に関連して発症している肺アミロイドーシスの場合であれば、化学療法をはじめとした治療介入が選択されます。
肺アミロイドーシスは、病変の広がり具合、基礎疾患によって治療方法が大きく異なるため、治療方法を決定するためには正確な診断を行うことが大切です。
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