症状
肺サルコイドーシスでは、初期の段階で症状が現れることは少ないです。肺のなかでも「肺門リンパ節」と呼ばれるリンパ節が大きく腫れ上がることが特徴的です。そのため、健康診断で撮影されるレントゲン写真で、肺門リンパ節の腫れを指摘されることで病気が疑われることが多いです。
肺サルコイドーシスが進行すると、肺が固くなってしまいうまく空気を取り込むことができなくなってしまいます。すると、疲労感や咳、息苦しさなどの症状が出現します。さらに肺高血圧と呼ばれる病態が引き起こされることがあり、心不全症状(むくみや息切れなど)が生じます。
サルコイドーシスは、肺以外の全身各所でも肉芽腫が生じる病気です。心臓や神経、眼球、皮膚などに肉芽腫が生じ、これら臓器に関連した症状が現れます。また、発熱や疲労感、頭痛、関節痛などといった症状が生じることもあります。
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