いじくねんてんしょう

胃軸捻転症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

胃軸捻転症の発症には、新生児や小児において靭帯(じんたい)による胃の固定が不十分であったり(あるいは欠如していたり)、奇形があったりすることが関与すると報告されています。また、乳児の胃は未発達であるため、成人に比べると捻転を起こしやすいとされています。

成人の場合、約3分の2の方が続発性(何らかの病気に伴って起こること)であるとされています。原因となる病気としては、横隔膜弛緩症(横隔膜の筋層が萎縮したり薄くなったりして、横隔膜の緊張が低下した状態)や、食道裂孔ヘルニア(胃の一部が、横隔膜より上の胸部に脱出してしまっている状態)が多いです。

次いで、特発性(原因となる病気がはっきりしないもの)や、胃自体の病気によるものが多いとされ、大腸のガスや胃下垂が影響したという報告もあります。その他、強い腹圧がかかった場合や、高齢者が過食した場合に発症したという報告があります。

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