症状
脂肪腫は、皮膚の下にある、やわらかいしこりとして気づかれることが多いでしょう。全身のどの部位にも発生する可能性がありますが、背中などに比較的よくみられます。時間の経過とともに徐々に拡大することが多く、10cm程度まで大きくなることもあります。
部位や大きさによっては盛り上がってふくらんだようにみえることもあります。通常は痛みを伴うことはありませんが、頸部などに生じて神経を圧迫すると痛みを伴うことがあります。なかでも、血管脂肪腫は体のさまざまな部位に多発する傾向があり、痛みや圧痛を伴うことがあります。筋肉に癒着していない脂肪腫であれば、水平方向に少し動かすことができます。見た目や触ったときの感覚が似た病気として、粉瘤があります。
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