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しぼうしゅ

脂肪腫

最終更新日
2020年12月24日
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2020/12/24
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

概要

脂肪腫とは、皮下の脂肪組織が増殖することによって生じる良性腫瘍(りょうせいしゅよう)です。体表のさまざまな部位に生じ、皮膚の下のやわらかいできものとして触れることができます。脂肪腫の内部に含まれる細胞の成分によって、線維脂肪腫、筋脂肪腫などいくつかのタイプに分かれます。腫瘍の内部で血管が増殖しているタイプは血管脂肪腫と呼ばれます。

治療をしないと徐々に拡大していくケースが多数を占めます。治療は手術による摘出が一般的です。

原因

成熟した脂肪細胞が増殖してやわらかいしこりをつくることが原因です。腫瘍を摘出してみると、正常な脂肪組織のようですが、薄い線維の膜に包まれた塊になっているのが特徴です。

症状

脂肪腫は、皮膚の下にある、やわらかいしこりとして気づかれることが多いでしょう。全身のどの部位にも発生する可能性がありますが、背中などに比較的よくみられます。時間の経過とともに徐々に拡大することが多く、10cm程度まで大きくなることもあります。

部位や大きさによっては盛り上がってふくらんだようにみえることもあります。通常は痛みを伴うことはありませんが、頸部などに生じて神経を圧迫すると痛みを伴うことがあります。なかでも、血管脂肪腫は体のさまざまな部位に多発する傾向があり、痛みや圧痛を伴うことがあります。筋肉に癒着していない脂肪腫であれば、水平方向に少し動かすことができます。見た目や触ったときの感覚が似た病気として、粉瘤があります。

検査・診断

通常は医師の診察によって診断されます。多くの場合、治療方針を決めるために特別な検査は必要ありません。

しかし、ある程度大きなサイズの場合は脂肪肉腫などの悪性腫瘍やその他の病気と区別するため、超音波、CT検査やMRI検査(磁気を使い、体の断面を写す検査)などの画像検査を行う場合があります。また、治療方針を決める上で、脂肪腫が筋肉の内部に入り込んでいるかどうか判断するためにも、これらの画像検査は有効です。

多くの良性腫瘍と同じく、経過観察をするか手術などで取り除くかを医師と相談する必要があるでしょう。最終的な確定診断は病理組織検査によって行われます。

治療

脂肪腫の治療は、手術による腫瘍の摘出です。小さなものであれば局所麻酔による日帰りの手術が可能です。大きなサイズの脂肪腫や筋肉のなかに入り込んでいるものは、局所麻酔では摘出できないため、入院し全身麻酔による治療が必要な場合があります。いずれの場合でも麻酔のあとに皮膚を切開し、脂肪腫を取り除いてから止血・縫合を行います。

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